Untitled

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a year ago
930 B
3
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祈りはどんなに祈っても届かず
呟く声は蝉時雨に消える
​
もう何度引き裂かれ 千切れただろう
希望が絶望に変わっただろう
今度こそ強くなると 約束するわ
だから今は この手を握ってて
​
また開幕の合図が響く 仕方なく繰り返しを踊る
この世界を綴る物語 終末はあなただけの為に
​
小さく 祈り続ける
ただ ただ 「幸せに」
​
残された未来がもう少なくても
大切なものを守り通したい
その為には神様に逆らうことも
迷わず厭わずに罪を犯す
​
夏の蝉のように儚くて もうすぐ私は死ぬとしても
あなたに傍で笑って欲しい 倖せを下さいもう一度 始めましょう
今度は きっと 幸せな結末を 期待して
せめて 最後のその時まで
ずっと 優しく 微笑んでいられるように
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